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弁護士 佐藤 高宏
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後遺障害等級 認定のポイント 高次脳機能障害

人間の手足は、今までと同じ動きができなくなるなど、少しでも不具合があれば、仕事だけでなく私生活にも大変な影響を与えます。必ず適切な後遺障害等級認定の手続きを続けましょう!

高次脳機能障害とは

脳の働きのうちでも、コミュニケーション、記憶、学習などは特に高度な機能に部類されます。そのような高度な機能が損なわれる障害、それを「高次脳機能障害」と言います。

高次脳機能障害の原因

病気が原因の場合は、脳出血や脳梗塞などによって、脳血管に何らかの障害があるときに起こります。稀なケースでは、脳炎や低酸素性脳症などによって引き起こされることもあります。外傷が原因の場合は、交通事故などで頭を強く打って脳に損傷を受けることによります。

高次脳機能障害の症状

高次脳機能障害の症状は多岐にわたります。脳のどの部分に、どれぐらいの範囲に渡って損傷を受けるかによって、症状の出方が異なるからです。 交通事故の外傷に起因する高次脳機能障害は、場合によっては外傷を受ける箇所が複数あったり、範囲が広かったりするので、その症状も個々に異なり、複雑な出方をします。複数の外傷があるために、複数の症状が出ることも少なくありません。高次脳機能障害の症状は多岐にわたりますが、その例は以下のとおりです。

1. 記憶障害

自分がどこにいるのかわからない、新しいことを覚えられない、何度も同じことを繰り返す、作業中に声をかけられるとしていたことを忘れてしまう、人の名前や作業の手順が覚えられないなど

2. 注意障害

長時間一つのことに集中することが困難、ぼんやりしていて何度もミスを繰り返す、言われていることに興味を示さない、一度に複数のことをしようとすると混乱してしまうなど

3. 遂行機能障害

自分で計画を立てることができない、指示をしてもらわないと何もできない、同じ行動を繰り返す、行動に一貫性がないなど

4. 社会的行動障害

すぐに怒ったり笑ったり感情のコントロールができなくなる、食べることやお金を使うことに歯止めがきかなくなり欲求が抑えられない、行動が子供っぽく稚拙になる、じっとしていられないなど

5. 社会的行動障害

「病識欠落(障害を持っていることが認識できず、リハビリや治療を拒否する)」、「失行症(動きがぎこちない)」、「失認症(物の形や色、触っているものが分からない、知人が誰なのかわからなくなる)」、「失語症(すぐに言葉が出てこない、相手の話が理解できない、読み書きが難しくなる)」、「運動障害(麻痺、失調、不随意)」

高次脳機能障害の難しさ

高次脳機能障害の難しさは、他人から一見して障害であると察知することが難しいことです。社会生活にうまく適応できなくなっているにも関わらず、それが脳の障害によるものと認知されにくいのです。本人も自覚していない場合があり、しばしば見逃されがちです。
一見わかりにくくても、社会生活におよぼす支障という点から見れば大きな障害であるといえます。症状は、どちらかというとご家族など被害者の周りの方が気づくケースが多いようですので、周りの方が心配な症状に気づいた場合は、必ず医師に相談しましょう。
障害とわかりにくいことから、気づいた症状をしっかりと医師に伝えていなければ高次脳機能障害が残ったとしても、医師の診断でも見落とされてしまうことがあります。
その結果、交通事故の後遺障害として認められないこともあり得ます。そうなると、正当な損害賠償を受けることができなくなります。

後遺障害等級認定のポイント

高次脳機能障害の後遺障害認定のポイントは、傷病名が脳挫傷、びまん性軸索損傷、びまん性脳挫傷、急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血、脳室出血であり、MRIやCTなどの画像検査上脳損傷が確認できるか、また事故直後の一定期間意識障害が生じていたのかといったことも後遺障害の認定では関係してきます。そのため、頭を強く打つといったことがあったのであれば、MRIやCTなどの画像検査を医師の指示の下に行なってもらうこと、意識障害が発生していたのであれば、その旨をカルテに記載しておいてもらうこと等は大切です。
また、後遺障害等級は、どのような症状が残存したのかに応じて等級が認定されます。それゆえ治療期間中は医師の指示のもとで知能検査などの症状の程度を判別できる検査を受けて、症状にあった適切なリハビリを受けることも重要です。必要であれば医師と相談して高次脳機能障害のリハビリ経験の豊富な病院に転院することも検討できるかもしれません。
後遺障害等級認定請求時には、被害者の家族が記載する「日常生活状況報告表」という書類があります。この書類の記載に際しては、被害者の状況を正確に把握して、もれなく記載することが重要です。できれば実際に生じた出来事なども踏まえて、被害者に発生している障害がどのようなものかイメージできるように追記をすると良いと思います。
いずれにしても高次脳機能障害の立証には困難が伴うことが多いものですので、弁護士などの専門家に相談しながら手続きを取ることが望ましいと思います。

Point

  1. 外傷性の傷病名があること
  2. 諸検査による神経系統の機能の異常があるか
  3. 日常生活における適合性が低下しているか
  4. 「日常生活状況報告表」に被害者の状況をもれなく正確に記載してあること

交通事故のご相談は無料となっております。お気軽にご相談ください。

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